ミャンマー連邦派遣
ミャンマー連邦サイクロン被害派遣概要
ミャンマー連邦サイクロン被害に救急救命士を派遣
平成20年5月2日(金)から3日(土)にかけてサイクロンがミャンマー連邦南部を直撃し、死者78,000人以上、行方不明者56,000人以上、被災者240万人以上の甚大な被害が発生しました(6月1日現在)。
ミャンマー政府から日本政府に対し、医療チームの派遣要請があったことから、日本政府はJICA国際緊急援助隊医療チームの派遣を決定し、当消防組合はJICAの隊員募集を受けて救急救命士1名を派遣しました。
- ●派遣救急救命士
- 明和消防署 消防司令 川村透(48歳)(当時) 5月28日(水)~6月11日(水)
被害状況
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サイクロンの傷跡(強風、高潮)
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高潮で客船が座礁
日本から現地へ
5月29日(木)午前10時30分、成田国際空港において国際緊急援助隊医療チームのメンバー23名が結団式に臨み、午後0時57分、空路成田を出発しました。
同チームは、同日午後5時5分、ミャンマー連邦ヤンゴンに到着後、翌日30日(金)午前5時20分、目的地のラブタに向けて出発しました。
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結団式
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陸路にてラブタへ車列移動
活動状況
サイクロン被害から3週間余りが過ぎた活動のため、下痢、発熱、神経症状等の慢性疾患が多く、急性期災害医療を本来の目的とする日本チームの方向性とは少し違った活動となりましたが、最も被害の大きかった地域に入ったことなど、診療ニーズは非常に高くなりました。
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群集の整理
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診療サイトの設営
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エアーテント内での問診、バイタルサインの測定を行う川村隊員
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レントゲン検査と薬剤品
医療活動終了から帰国
日本チームは、6月8日(日)ミャンマー側医療スタッフに引継ぎ、診療活動を終えましたが、9日間の活動において、被災者1,202人の診療に当たりました。
6月10日(火)ヤンゴンを出発し、バンコク経由で翌日11日(水)に帰国し、成田国際空港で解団式に臨みました。
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解団式