スマトラ沖地震
救急救命士がスリランカで医療活動

 スマトラ沖地震・津波災害に当消防組合の救急救命士2名が国際緊急援助隊医療チームとしてスリランカ国に派遣されました。
 日本時間の12月26日(日)午前10時頃、スマトラ島沖巨大地震及びインド洋大津波被害は、インドネシア、マレーシア、タイ、インド、スリランカ、モルディブなどの、インド洋沿岸諸国及びアフリカ各地域の一部において甚大な被害が生じました。

○地震発生から派遣までの経緯
  スリランカでは日本時間平成16年12月26日(日)午後10時現在の情報(ロイター通信など)では死者2,200人以上であったのが、時間の経過とともに死者・不明・負傷者とも増加の一途をたどっていました。
  同日午後、スリランカ政府からの要請を受けた日本政府は、国際緊急援助隊医療チームの派遣を決定し、JICAに派遣を指示しました。
  当消防組合では、同日午後9時07分、JICAからの派遣要請に基づき、同日午後9時30分に緊急幹部会議を開き2名の救急救命士の派遣を決定、翌日午前4時に成田に向け出発しました。
派遣救急救命士
   松阪南消防署            消防司令補     東出直明(46歳)
   松阪中消防署 三雲分署     消防士長      和田  孝(38歳)
○成田から現地へ
  翌12月27日(月)午前9時に国際緊急援助隊医療チームのメンバー20名のうち19名(1名団長先行)が成田において、団結式に臨み、同日午前10時55分空路成田を出発しました。

結団式

医療チームメンバー

  同チームは、同日午後11時35分スリランカコロンボに到着後、翌日28日(火)調査先遣隊と本隊とに分かれ、アンパラ県(スリランカ南東部)に向けて出発した。
(通常約4時間で到着できるところ、2日間を要した。)

○現地での活動状況
  サイトは、カルモナイ(アンパラの北部20km)の小学校の教室を診察室として多数の避難民に対する医療活動を開始しました。また、宿泊場所は陸軍駐屯地内の施設を利用しました。

カルモナイの小学校

  カルモナイ地区の病院は損壊して、診療ができない状況であったため、治療を受けていない外傷の患者がほとんどで、特に下肢の受傷が多くみられました。

診察室前に設置したエアーテント内で受付、応急処置を行う東出・和田隊員

下肢を負傷した少年

突然の豪雨に土嚢積み作業を行う

○医療活動終了から帰国
  1月6日(木)第2次医療チーム隊に引継ぎを行い、医療活動を終えました。
  滞在中、豪雨のため1日活動を中止したものの、6日間の活動で延べ926人に対し診療を行うことができました。

  現地時間1月7日(金)午前7時45分コロンボを離陸、日本へ向かいました。
  日本時間1月9日(日)午前6時10分に帰国、同日午前7時30分から成田において第1次国際緊急援助隊医療チームの解団式に臨みました。

解団式




被 災 状 況

500m先まで流された船

津波によって破壊された壁

津波で跡形もなくなった家屋